ゴルフボールの大きさ(直径・重さ)とカップのサイズ

ゴルフボールとカップのサイズ早見表

ゴルフボールの直径は42.67mm(約4.3cm)以上、重さは45.93g以下です。
カップ(ホール)の直径は108mm、深さは101.6mm以上で、カップの直径はボールの約2.5倍です。
どちらもR&AとUSGAが定める世界共通のルールで決まっていて、日本ではJGA(日本ゴルフ協会)が同じルールを採用しています。

ゴルフボールとカップの大きさ比較

項目 規定 インチ・オンス表記
ボールの直径 42.67mm以上 1.680インチ以上
ボールの重さ 45.93g以下 1.620オンス以下
カップの直径 108mm 4.25インチ
カップの深さ 101.6mm以上 4インチ以上

ゴルフボールの規格

ボールの大きさと重さは、R&A/USGAの「用具規則」のパート4で決まっています。
直径は「これより小さくしてはいけない」下限だけ、重さは「これより重くしてはいけない」上限だけが決まっているのが特徴です。
直径42.67mmのボールの周囲は約134mmです。

項目 規定の内容
大きさ 直径1.680インチ(42.67mm)以上
重さ 1.620オンス(45.93g)以下
球対称性 球対称のボールと違う飛び方をするように作ったり、手を加えたりしてはいけない
初速 決められた条件で打ったときの初速が上限を超えてはいけない
総合距離基準 決められた条件で打ったときの飛距離(キャリーとランの合計)が上限を超えてはいけない

英国の1.62インチ球と米国の1.68インチ球

今の「直径1.68インチ以上」が世界共通になったのは1990年です。
それまでは、イギリスのR&Aが小さい1.62インチ(約41.1mm)のボール、アメリカのUSGAが1.68インチのボールを認めていて、2つの大きさが長く並んで使われていました。

年 できごと
1921年 R&AとUSGAが共同で、重さ1.62オンス以下・直径1.62インチ以上と決める
1931年 USGAが、直径1.68インチ以上・重さ1.55オンス以下の軽くて大きいボールに変更
1932年 軽いボールは風に弱く1年で終わり、USGAは重さを1.62オンスに戻す(直径1.68インチはそのまま)。R&Aは1.62インチ球を続ける
1974年 全英オープンで、アメリカ規格の1.68インチ球を採用
1990年 R&Aもアメリカ規格を採用し、直径1.68インチ以上・重さ1.62オンス以下が世界共通になる

出典:USGA「History of Equipment Rules」、R&A用具規則。

ディンプルの役割と数

ゴルフボールの表面のくぼみを「ディンプル」といいます。
ダンロップの説明では、ディンプルの形と並べ方を工夫すると、打ち出した直後は空気抵抗(抗力)が小さくなってスピードが落ちにくく、頂点を過ぎてからは揚力が大きくなって、よく伸びる弾道になります。

数はボールによって違い、たとえばダンロップのゼクシオSSXやスリクソンZ-STARは、大小5種類のディンプルを338個配置しています。
ルールでは、ディンプルの数や形は決まっていません。
決まっているのは「球対称のボールと同じように飛ぶこと」だけで、その範囲なら各メーカーが自由に設計できます。

公認球リスト(適合球リスト)

R&AとUSGAは、ルールに適合すると確認したボールの一覧を公開しています。
リストは毎月第1水曜日に更新され、掲載の期間は12か月です。
メーカーが引き続き載せたい場合は、ボールをもう一度提出して試験を受けます。

プロや上級者の競技では、このリストに載っているボールしか使えない、というローカルルールが使われます。
違反すると失格になります。

カップ(ホール)の規格

カップの大きさは、ゴルフ規則の「ホール」の定義で決まっています。
直径108mmという半端に見える数字は、ヤード・ポンド法の4.25インチをミリに直したものです。

直径 108mm(4.25インチ)
深さ 101.6mm(4インチ)以上
内側の筒(ライナー) 外径108mm以下/グリーン面から25.4mm(1インチ)以上沈める

ライナーは、カップの内側に入れる筒のことです。
土の状態によっては、25.4mmより浅く入れることも認められています。

108mm(4.25インチ)の由来

スコットランドのロイヤル・マッセルバラ・ゴルフクラブは、1829年に自分たちが買った穴あけ器(ホールカッター)の大きさが、のちにゴルフの標準のカップになったと紹介しています。
いつ規則として決まったかは、R&Aの公開資料では確認できませんでした。

ゴルフのルールで決まっているその他の大きさ

用具 規定
ティー 長さ101.6mm(4インチ)以下
クラブの長さ 457mm(18インチ)以上、1,219mm(48インチ)以下(パターは上限なし)
クラブの長さ(ローカルルール) 競技によっては、パター以外を1,168mm(46インチ)以下に制限できる(2022年から)
旗竿 断面は円形。グリーン面の上下76.2mm(3インチ)の範囲は外径19mm(0.75インチ)以下、それより上は外径50.8mm(2インチ)以下。ボールの衝撃を吸収する仕組みは禁止

46インチの制限は、主にプロや上級アマチュアの競技向けに用意されたローカルルールのひな型です。

旗竿は、2019年のルール改正から、カップに立てたままパットしてもよくなりました。
ボールが旗竿に当たっても罰はありません。

ゴルフボールの素材の歴史

時期 ボール
1850年ごろまで フェザリー(羽毛を使ったボール)。雨の日は100ヤード飛ばすのも難しかった
1840年代後半〜 ガッタパーチャ(樹脂の一種)のボール。1860年代初めにはフェザリーに完全に取って代わる
1898年 アメリカのハスケルらが、ゴムの芯に糸を巻いたボールを開発。飛距離が10〜25ヤード伸びた
1905年 ディンプル模様が考案される
1970年代〜 ソリッドボールが登場。糸巻きボールは2000年代初めまで使われ、今はほぼすべてが何層かのソリッドボール

出典:R&A/USGA「Distance Insights Report」(2020年)。

ゴルフボールの飛距離規制(2028年予定から見直し)

プロの飛距離が伸び続けていることから、R&AとUSGAは2023年12月、ボールの飛距離テストの条件を厳しくすると発表しました。
当初はトッププロ向けに2028年1月から、一般のゴルファーは2030年1月から、という2段階の予定でした。

ところが2026年6月17日、R&A・USGA・PGAツアー・DPワールドツアーは共同声明で、この予定を見直すと発表しました。
2030年1月までは飛距離テストの方法を変えず、その間に別の方法も含めて検討するとしています。
少なくとも2030年1月までは、今のテスト方法で適合と認められているボールの扱いは変わりません。

グラウンド・ゴルフ、パークゴルフのボールとの違い

グラウンド・ゴルフやパークゴルフでは、ボールもゴールもゴルフより大きくなっています。
どちらのボールも直径は60mmで、ゴルフボールより2cmほど大きく、重さは約1.6〜2倍です。

競技 ボールの直径 ボールの重さ ゴールの大きさ
ゴルフ 42.67mm以上 45.93g以下 カップ直径108mm
グラウンド・ゴルフ 60mm(±1mm) 75〜95g ホールポスト:底の円が外径36cm、上の円が外径20cm、高さ11cm
パークゴルフ 60mm(±0.5mm) 80〜95g ホールカップ:外径205mm、高さ160mm
  • グラウンド・ゴルフは日本グラウンド・ゴルフ協会の用具標準規則(2017年改正)、パークゴルフは日本パークゴルフ協会の用具の基準によります。
  • グラウンド・ゴルフのボールは木製か樹脂製、パークゴルフのボールは合成樹脂製です。

ほかの球技のボールの大きさは、テニスボールの規格サイズや野球のボールの規格サイズで紹介しています。

ゴルフボールとカップのサイズに関するよくある質問

ゴルフボールの直径は何cmですか?

ゴルフボールの直径は4.267cm(42.67mm)以上です。ルールで決まっているのは下限だけです。

ゴルフボールの重さは何gですか?

ゴルフボールの重さは45.93g以下です。ルールで決まっているのは上限だけです。

ゴルフのカップの大きさは?

カップ(ホール)の直径は108mm(4.25インチ)、深さは101.6mm(4インチ)以上です。

カップの直径はボールの何倍ですか?

カップの直径108mmは、ボールの直径42.67mmの約2.5倍です。

グラウンド・ゴルフのボールの大きさは?

グラウンド・ゴルフのボールは直径60mm(±1mm)、重さ75〜95gです。

参考資料