乾電池の大きさ

乾電池の大きさは、IEC(国際電気標準会議)に準じるJIS(日本産業規格)で規定されています。
JIS C 8515IEC 60086-2

規定された各サイズには、数ミリの範囲が設定されていて、メーカーや製品により多少誤差はありますが、範囲内に収まっているはずです。
「単○形」という呼び方は日本独自のもので、国際的には、D、C、AAなどの「米国での名称」がスタンダートとなっています。

電池サイズの比較

円筒型単電池

円柱型乾電池
一般的によく使われる形状の乾電池です。
サイズは、単1〜単6まであります。
(日本では単6は、ほとんど使われていません)
通称 形式名
上段:マンガン
下段:アルカリ
米国
名称
ヨーロッパ
名称
直径
(mm)
高さ
(mm)
単1形 R20
LR20
D Mono 32.3 – 34.2 59.5 – 61.5
単2形 R14
LR14
C Baby 24.9 – 26.2 48.6 – 50.0
単3形 R6
LR6
AA Mignon 13.5 – 14.5 49.2 – 50.5
単4形 R03
LR03
AAA Micro 9.5 – 10.5 43.3 – 44.5
単5形 R1
LR1
N Lady 10.9 – 12.0 29.1 – 30.2
単6形 R1
LR1
AAAA Mini 7.7 – 8.3 41.5 – 42.5

容量の目安(アルカリ乾電池の場合)

  • 単1形:12,500 – 17,000mAh
  • 単2形:5,700 – 7,700mAh
  • 単3形:2,000 – 2,700mAh
  • 単4形:850 – 1,300mAh
  • 単5形:650 – 900mAh

平形6層電池

角9V電池
一般的に、「角電池」、「9V電池」と呼ばれる角型の乾電池です。
通称 形式名
アルカリ
米国
名称
ヨーロッパ
名称
横幅
(mm)
奥行
(mm)
高さ
(mm)
・9V形
・角型
・006P形
6LR61
6LF22
9V Nine-volt
/PP3
24.5 – 26.5 15.5 – 17.5 46.5 – 48.5

JISの正式名称について

JISは、1949年以来、長らく日本工業規格(にほんこうぎょうきかく)と呼ばれてきましたが、2019年7月1日の法改正に伴いより「日本産業規格(にほんさんぎょうきかく)」と変更されました。

その他

サイズ変更アダプタ/一次電池/実測